パークキャラバン
- 2016.10.10
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Park Caravan@保土ヶ谷駅前公園 〜防災食の屋台村〜
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10月10日体育の日、保土ケ谷区にある保土ケ谷駅前公園で、パークキャラバンを開催しました。ここは今から一年3か月前、パークキャラバンがはじまった場所。約500㎡の小さな街区公園ですが、保土ケ谷駅の目の前にあって利用者の多い所でもあります。
今回のメイン企画は“防災食の屋台村”。公園がいっとき避難場所にも指定されていることを踏まえ、地域にくらす皆さんの防災意識喚起を目的とした防災備蓄食の試食会を開催しました。会場の一角に屋台ゾーンを設け、そこから今最も新しい防災備蓄食を無料で提供します。
会場は例によって人工芝とスノーピーク製テントで、束の間のアウトドア空間に。アウトドアの知識や道具が災害時に役立つことは、近年の震災を通して知られるようになりました。アウトドアやキャンプに興味をもってもらい、被災時の適応力につなげることもパークキャラバン開催目的のひとつなのです。
かつて防災食といえばカンパンなど必要最低限のエネルギーが摂れる“保存食”が主でしたが、現在のものは保存性が高いだけでなく、味もふだん食べる食事にかなり近くなっています。美味しくなった防災食を体験してもらうことで、万一の備えに役立ててもらおう、という狙いです。今回はイベント主旨に賛同いただいたメーカー7社に協賛いただき、約500食という試食会には十分すぎる量の防災食を用意することができました。
当日は保土ヶ谷宿場まつりと同日開催だったこともあって、屋台村に子供からシニアまでたくさんの方が立ち寄ってくれました。試食体験した方からは、“いまどきの防災食がこんなに美味しくなってるとは知らなかった”“これなら毎日食べてもいいかも”“フリーズドライや常温で食べられるレトルトなど、同じ防災食といっても色々な種類、味があることを知りました”などの声が聞かれました。
最も多かった質問は“これ、何年保存できるの?”というもの。5年程度を賞味期限としているものが多いのですが、中には未開封で25年間保存できるものもあります。一般的なレトルト食品の賞味期限は数か月〜一年程度なので、防災食がいかに長持ちかは明かですね。ひとくちに防災食といっても製品によって保存性や備蓄に要するスペースには様々なバリエーションがあり、住環境や想定する災害、家族構成などによって最適な選択は変わってきます。来場された方との会話を通して、そうしたことに関心をもってもらえたことが私たちにとっての収穫でした。
協力企業・製品一覧
非常食研究所 「HOT!ぐるべん 備蓄王」 シリーズ/「調理不要食 ユニフーズ」 シリーズ
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