商店街はおもちゃ箱だ

  • 2016.11.12
  • 全ほどスリッパ卓球選手権大会 頂上決戦

  • 「全ほどスリッパ卓球選手権大会」の頂上決戦大会が11月12日、相鉄線和田町駅前の広場で開かれ、川島町に暮らす会社員・森山泰年さん(50)が初代王座についた。

     区内8つの商店街で開かれた予選会の上位入賞者らで競われたこの日の頂上決戦には16人が参加。1分を超えるラリー合戦を繰り広げる好ゲームも数多くみられる中、権太坂富士見台商店会大会の覇者である森山さんと、大和市から洪福寺松原商店街大会に参戦し、勝ち進んできた会社員・矢島冬吾さん(30)の2人が決勝戦に駒を進めた。

     攻撃的なプレースタイルの森山さんと粘り強いレシーブでトーナメントを勝ち上がってきた矢島さんとの対戦を、集まった100人を超える観衆が固唾を呑んで見守った。

     この激しい攻防戦を制した森山さんは選手権開幕戦の上星川商店会大会に出場したものの1回戦で敗退。翌日の権太坂富士見台商店会大会に再エントリーし頂上決戦行きを決めた。

     2カ月半、週に3度ほど2人の子どもを連れ、スポーツセンターなどで「特訓」を重ね迎えたこの日は、ホームセンターなどで買い求めたスリッパの中から「エースラケット」を手に初戦から自身のスタイルを貫き、決勝戦でもスマッシュがさく裂。136人が参加した選手権大会を制し保土谷王座についた。

     スリッパを持つ特製の優勝トロフィーを手にした森山さんは「上星川大会1回戦で敗退し、挫折からのスタートだった」と会場を笑わせながらも、「来年、強い人を待ってます」と王者らしいコメントで締めくくった。大会を主催した実行委員会の工藤圭亮委員長は「各商店街とも多くの人に集まっていただき賑わいを生み出すことができた。近い将来、市内18区で大会を開き、区の代表者が覇権を競う横浜王座決定戦を開くことができるようになれば」と今後を展望した。

    タウンニュース保土ケ谷 11月17日号引用

    実行委員長大会終了後のコメント】

    アンケート結果から参加選手やそれも観戦した人たちは当該事業を通じて、地域商店街を基盤として特定非営利活動法人や行政や地域商店街、地域中小企業そしてそれを取り囲む沢山のステークホルダーがマッチングし、地域住民が一体となり、地域商店街の活性化を図り、人が行きかう街を創造できました。地域コミュニティーの形成に資する取組や商店街等の新陳代謝を図る取組を支援するとともに、商店街等の魅力創造に向けた取組を支援し、安心安全な地域づくりを、街の人たちが全員参加型の持続可能な社会づくりに取り組むことで地域経済の持続的発展を同時に図ることが出来ました。

    そして参加8商店街は本事業を通し現在失われつつある商店街の本来あるべき姿を目標に各店主が、今まで以上にコミュニケーションを深め、商店街間、店舗間のつながりが深まることにより、安心安全で過ごしやすい街、強い組織創りができ、この機動力によって仕掛けを見せ、賑わいあふれる商店街の姿を目の当たりしていただきました。これにより更なる活力の気づきの機会を提供できたと思いました。

              

    (参加者の136名のアンケート結果)20161122100133_583398ede1b2b.pdf